ビデオグラファーインタビュー② ―クリエイティブの原点―
こんにちは、Casa Al Mare(カーサアルマーレ)コーディネーターの佐藤です。
明日からはいよいよ3月。
3月は冬から春の陽気に変わる季節で、結婚式にもおすすめの時期なんです。
カーサもこの3月はたくさんのセレモニーがひかえていますので、レポートを楽しみにお待ちくださいね!
さて、前回から連載している「ビデオグラファーインタビュー『映像で届ける想い』」も第2回目。
今回は映像ディレクター田中が映像に目覚めたきっかけを語ってもらいました。
ATSUHIRO TANAKA
2016年、愛知県で結婚式の映像制作を手がける株式会社ムーブに入社。
新卒2年目にして、社内の全クリエイターが参加する映像アワードで大賞を受賞。翌年2019年にも続けて大賞を受賞し、この2年連続記録は未だにやぶられていない。
2021年、カーサの立ち上げに映像ディレクターとして参加。ダイジェストムービーの企画・撮影・編集を全て担当。
趣味は映画鑑賞、写真撮影。
クリエイティブの原点とは
―そもそも映像を好きになったきっかけは何だったんですか?
元々のきっかけは写真撮影に触れたことで、それが高校2年生くらいの時。
父が使っていた古いフィルムカメラがあったんですけど、それが保存状態が悪くて使えなかった。普通なら「なんだ使えないのか」ってそれっきりだったと思うんですけど、不思議とカメラというものに強く惹きつけられる魅力を感じて…
それが写真とかカメラとか、今のクリエイティブに繋がる第一歩目になりました。
―お父さんの使えなくなった古いカメラが、今のライフワークの原点になっているんですね。
何がきっかけになるか分からなくて面白いですよね。(笑)
ある時、カメラに興味を持った僕を見て父がコンパクトデジタルカメラを買ってきてくれたんですよ。今思えばなんてことない普通のコンデジだったんですけど、その時は写真を撮ることに夢中になりました。
難しいことが「楽しい」
―写真がクリエイティブのきっかけだったのは何だか意外でした!では映像に触れたきっかけは?
その買ってもらったコンデジを使って映像も撮ってはいたんですけど、本当にただただ撮るだけでしたね。(笑)
例えば当時犬を飼っていたので、散歩がてらカメラ片手にその様子を撮るくらいだった。本当にそれだけ映像の知識で、編集のことも何にも知らなかった。
写真や映像を通して、「頭の中のイメージをアウトプットするのってすごく難しい、けれどそれ以上に楽しい!」って気持ちが大きくなっていて。こんな感じで映像や写真がひとつの趣味になったんですけど、その時はまだ仕事になるとは思っていませんでした。
―そんなふうに趣味として楽しむ中、将来の仕事として意識し始めたきっかけは何だったんですか?
撮影は「難しいことが楽しい」。その達成感とかやりがいはずっと頭の片隅にはありました。
高校3年生で卒業後の進路に悩んでいた時、2つ上の姉が受験したことのある大学のパンフレットが目に入って。なんとなくぱらぱらとめくっていたら、映像学科のページが目に留まりました。
「映像を学べる大学があるんだ」ってその時初めて知って、驚いたのと同時に高揚感を覚えました。映像とか映画とか写真とか、好きなことが未来に繋がるかもしれないという気持ち。
ただその時の大学進学のメインの動機は「働きたくなかったから」(笑)決してポジティブ前向きな理由ではなかったけれど、自分で創り上げるのって面白いのかもな~っていう緩やかな気持ちが今に繋がっているんですよね。
―そして大学で4年間映像を学び、2016年に株式会社ムーブ(カーサ・アル・マーレのグループ映像制作会社)に入社したと。
大学では撮影・編集から映像に関する様々なことを学びました。だからこの学んで得た知識や技術を、仕事として高めていきたいなと。そんな中出会ったのが今の会社で、2016年から6年間映像を創り続けて今に至ります。
何気ないきっかけから、ライフワークとなる映像の道へと突き進んだ田中さん。
次回は「好きを仕事にする辛さ、楽しさ」を教えていただきます。
ビデオグラファーインタビュー③へ続く